Last Update 5 Dec 2025
旅は旅を呼ぶ。知識が旅をゆたかにすることもある。だが経験にまさるものはない。経験が新たな旅を志向するのだ。
旅の目的は大地の恵みを享受し、追憶と発見という果実の収穫のあと思索の種をまくことである。旅が思索をはぐくみ、
思索は旅をもとめる。しかしそれは旅の帰結であって目的ではないだろうと経験がささやく。
知っているつもりでいたのに、ほとんど知らなかったということを知るのが旅にほかならず、経験すればするほど思い出
は深まってゆく。旅とはそういうものだ。
どこに行っても、何をみても、思い出すのは過去に出会った人々と心の風景である。